映画
ゴレ島から奴隷と共に拡散していったアフリカ音楽は、ブルース、ジャズ、ゴスペルといったブラックミュージックとなって発展した。ブラックミュージックのルーツを辿ろうとすると、奴隷の歴史を避けては通れない。ユッスー・ンドゥールは、この2つのテーマ…
公式サイトはこちら。 http://renaisuimin.com/ 渋谷シネマライズで観賞。 PV監督としてのゴンドリーが撮ったらこうなるだろうなというイメージ通りの作品。脚本が映像のためにある。 ゴンドリーの好きなストップモーションのアニメーションがふんだんに使わ…
レディヘやビョークのPVを手がけたミシェル・ゴンドリーの作品。この人のPVではホワイト・ストライプスのレゴのPVが印象深い。 上記の印象があったから、きっと映画もかわいくておしゃれな軽い映画なんだろうなと思っていたら全然ちがった。 あらすじは他の…
身につまされる映画である。遠いアフリカの悲劇が他人事ではなく、自分がまさに当事者であることを思い知らされる。 『ホテル・ルワンダ』は、1999年、アフリカのルワンダで起きた大量虐殺と、そこで1200人以上を自分の働いていたホテルに匿った現地人の支配…
アフリカ/タンザニア/ヴィクトリア湖を舞台としたドキュメンタリー映画。 ヴィクトリア湖に大繁殖したナイルパーチ、そこに発展した水産業を中心として、グローバリゼーションに翻弄されるタンザニアの惨状を描く。 映画のタイトルは、その生息生物の多様性…
人気小説の映画化。あまりよい映画ではない。どの場面でも情報密度が高く、字幕も映像も一瞬たりとも見逃せない。しかし、原作を知っていると、あまりに情報が不足しているように感じる。そのような矛盾した印象を受ける。消化不良のままの、息が詰まりそう…
ロアルド・ダールの『チョコレート工場の秘密』を原作とした映画。 一言で言ってしまえば、ディズニーのアトラクションのような映画である。もちろんストーリーはあるし、それはそれでほっこりほろりとさせられるのだが、それは映画として成立させるための必…
同名コミックを映画化した、フル3DCG作品。毛のフワフワ感がよいものの、DVDの特典であるラフ画映画の方がとぼけていてさらによい。1時間程度で終わる。コミックと比較すると、雰囲気が少々異なる。コミックのぼのぼのは森のちょっとした出来事を淡々と描く…
1968年公開のSF映画である。監督はスタンリー・キューブリック。これ以上の紹介が難しい。というのも、わかりやすい筋というものがないためである。その場面は何のシーンなのか、どのような意味があるのか、確信を持って説明できない。映像を見て、前後のつ…
時代は秀吉が天下を取ったあたり、まだ関ヶ原の前、戦国もたけなわの頃である。舞台は農村で、野武士の略奪に苦しんでいる農民が侍に助けを求め、その侍とともに野武士と合戦を行うというのがあらすじだ。 侍は仕官していない浪人で、百姓の苦しい生活を思い…
ジャン・リュック・ゴダールの『中国女』を見た。中国共産主義に傾倒する5人の若者を描いた作品である。ゴダールが商業主義から脱却した最初と言われている。 舞台は広いアパートの一室がほとんどで、彼らはそこを基地として、寝起きし、勉強し、議論する。…