2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ロン・ハワード『ダ・ヴィンチ・コード』

人気小説の映画化。あまりよい映画ではない。どの場面でも情報密度が高く、字幕も映像も一瞬たりとも見逃せない。しかし、原作を知っていると、あまりに情報が不足しているように感じる。そのような矛盾した印象を受ける。消化不良のままの、息が詰まりそう…

ティム・バートン『チャーリーとチョコレート工場』

ロアルド・ダールの『チョコレート工場の秘密』を原作とした映画。 一言で言ってしまえば、ディズニーのアトラクションのような映画である。もちろんストーリーはあるし、それはそれでほっこりほろりとさせられるのだが、それは映画として成立させるための必…

いがらしみきお『ぼのぼの クモモの木のこと』

同名コミックを映画化した、フル3DCG作品。毛のフワフワ感がよいものの、DVDの特典であるラフ画映画の方がとぼけていてさらによい。1時間程度で終わる。コミックと比較すると、雰囲気が少々異なる。コミックのぼのぼのは森のちょっとした出来事を淡々と描く…

スタンリー・キューブリック『2001年宇宙の旅』

1968年公開のSF映画である。監督はスタンリー・キューブリック。これ以上の紹介が難しい。というのも、わかりやすい筋というものがないためである。その場面は何のシーンなのか、どのような意味があるのか、確信を持って説明できない。映像を見て、前後のつ…