FASID タイ研修 11/25(火) ノンウェンコート村見学、地図づくり

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FASIDの研修でタイに行ってきた。目次。 - フランシーヌの場合は
この日、PADがスワンナプーム国際空港を占拠して、国際線が飛べなくなったんだけど、そんなことはみじんも知らなかった。


朝、5時頃起きて村の中を散歩する。
牛が連れられてる。
朝、牛をつれて歩く人
道で森本さんとタイのNGOの方に会ってカフェに連れてってもらう。村には肉とかを売っているお店があって、その中にテーブルがひとつあってコーヒーが出してもらえる。
村のカフェで朝コーヒー
ソムサマイさん家に戻ったらさっそくビールを勧められ、今日も研修なのにと思いながらも飲む。
ソムサマイさんの娘さん。
ソムサマイさんの娘さん。
ソムサマイさん、同じ班のKさんから娘さんかわいいですねと褒められ、「まだなんにもわかんないんだよー」とうれしそうだった。Kさんつづけて「もう全部知ってるよねー」。これは通訳されなかった。
無愛想な子供。
無愛想な子供。
最初はニコリともしなかったが写真見せたりしてたら照れながら手を合わせて挨拶してくれた。はにかみ笑いがたまらなくかわいい。

村の調査2日目。米銀行に迫る。

昨日案内してもらったところから、自分たちが興味を持ったところをさらに調べる。
僕らの班は米銀行をテーマに選んだ。
米銀行は、お金ではなく米を預ける銀行で、収穫期に余剰分を預ける。そして、次の収穫期までに自宅用の米が足りなくなった人や、現金が必要になった人が売るために借りる。


案内役は今日も引き続きソムサマイさん。スラポン先生の庭の昼寝小屋で、米銀行についてインタビューする。
いつできたの?だれの発案?誰が使ってるの?運営は誰が、どうやってしてるの?利益は出るの?
米銀行設立時の村長だった、お隣のゲオさんにも少しお話を伺う。米銀行は村長の発案だと聞いたので、それはどこから仕入れた案なのかインタビューしたが、芳しい答えが返ってこず、どうやらもう1人の村長の発案らしいことがわかった。
しどろもどろのゲオさん。
元村長のゲオさん。
※実際はしどろもどろではありませんでした。
聞いていくうちに、米銀行のことはもとより、それを通して村全体の事がわかってくるのが面白かった。
例えば、借りにくる人たちは、米銀行以前は村のお金持ち(田んぼ持ち?)から米を借りていて、その代わりにその家から収穫なんかの手伝いに呼ばれたら断れない、みたいな人間関係があったとか。
設立時の説明会には村の全世帯が聞きにきたし、最初の米は村民の寄付でまかなったとか、そういう住民の参加意欲の高さがうかがえるエピソードも聞けた。
当時、村はすでに別れていたのに、なんで米銀行は別々にしなかったの?という質問には、当時の村長同士の仲がよかったからという答えが返ってきて、じゃあ今はどうなんだと新たな疑問が生まれた。
米銀行の中も見せていただく。
米銀行
袋詰めしたのを保管するのかと思ったら、米を直接入れていくんだと。溢れないよう、米が増えるごとに入り口に板をはめていく。
蔵には部屋がふたつあって、ソムサマイさんによると、今は小さな倉庫だけしか使っていないとのこと。
あとで通称三浦さん(三浦和義に似てるから)に話を聞くと、片方はこの村の米銀行ではなく、このあたりの行政区の米銀行なんだとか。
熱心に話してくれる三浦さん。
熱心に話してくれる三浦さん
この村の米銀行の成功を見て、周りの村にも米銀行が広がったし、行政区でもそれをマネして米銀行を始めたそうだ。


午前中で村の滞在は終わり。バンに乗ってコンケンの保健センターに戻る。
午後は保険センターで絵地図を作る。村を見てまわったときに撮った写真を、説明と共に地図に貼りつけていく。
出来たものは村の方に見てもらい、それで自分たちの村の資源を再認識してもらおうというものだ。
個人的には、そこまでいかなくても、村の方に喜んでもらえればいいかなと思っていた。


夜は繁華街の屋台に行く。
お祭りみたいな感じで、いろんな屋台が出ているところにテーブルが並んでいる。
コンケンの屋台
いろんな屋台からみんなで持ち寄って食べた。100バーツあればお腹いっぱい食べれるし美味しいし辛いしタイ屋台素晴らしいな。
物乞いの子供がまわってきたけど無視した。

コンビニでスリにあう。

市場から戻ってきた後にコンビニに行って帰ってきたら財布の中からお札がなくなっていた。
コンビニに入る前は確かに中身を確認しているとか、体から話した時間はどうこうとか、その時間帯のアリバイはとか話していくと、どうもコンビニ内で盗られたことは間違いないだろうということで、保健センターの守衛さんに相談したらコンビニの防犯カメラを見ようじゃないかということになった。
ふだんは一人二人休憩するだろうコンビニのバックに7人くらいで押し寄せて監視カメラを見ながらあいつが怪しいこいつは無罪だなんでアップにできないんだと言って満足して帰ってくる。僕が死角にいたので肝心の場面は写ってなかったけど、僕の立っているあたりの後ろで子供がごにょごにょしていて、そのあとお父さんとごにょごにょしていたのでおまえが犯人だ!
研修の皆さんには大変ご迷惑をおかけしましたがそのせいで中止にならなくてよかった。あと一緒にいてくれた人たちは少し楽しんでくれていたようでよかった。