ペットボトルは買うな!買ったものは10年使え!
面白い記事があった。
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C478131471/E20060116144152/index.html
捨てるよりリサイクルするほうが資源の消費が大きい場合があることを指摘する記事で、そこが読みどころだと思うのだが、その記事にわが意を得た主張があったので、尻馬に乗って記事を書く。
以下、その部分の引用。
ゴミ減量や資源節約には、耐久性が高く長持ちする商品を開発し、利用者がものを大切に使うことの方が、よほど重要だ。
そう、結局リサイクルシステムより、当事者の意識が変わらないことが一番の問題なのだ。
捨ててもたいした不便じゃない利便性を捨てられない消費者の意識が問題であり、そういうものが売れるからといってどんどん作る企業の意識が問題なのだ。
ペットボトルは、捨てるにしろリサイクルするにしろ資源をゴミにする。こんなに扱いづらいペットボトルは使わなければいいのだ。
何も難しいことを言うわけじゃない。
- 紙パックで飲料を買え!
- 水筒で持ち歩け!
- お茶くらい家で入れろ!
これでペットボトルに悩まされる必要はない。必要以上に猫をよけたり、ロケットにして飛ばしたり、庭に醜悪な風車を立てる必要もなくなる。
炭酸飲料はペットボトルでしか飲めないよ!とお嘆きのあなたには、ビンがある。ドイツではリサイクルを徹底できるガラスビン入り飲料が好まれるそうだ。
ドイツびいき*1としては鼻が高い。
もっと長いスパンで使うもの、たとえば電化製品にしても、服にしても家具にしても同じだ。
- 10年使う覚悟を決めて品物を選べ!
- 壊れたら直せ!
金があり、物が安いからといって、安易に買うのは愚か者である。
服は流行があるので難しいだろうとお思いかもしれないが、流行を捉えるより、流行に左右されない良いデザインを捉える目を養うべきだ。
ファッションより流れが速いと思われるデジモノについても同じことが言える。iPodだって同じなのだ。買ったらバッテリーを交換しつつ10年使うべきだ。新機種が欲しい?映像が見れる?持っている音楽データがすべて入る?超軽い?超小さい?5年前までMDウォークマンだったやつにはオーバースペックだ。
引用中の「耐久性が高く長持ちする商品を開発し」という部分には異論があり、僕は現状でも十分耐久性の高く長持ちする商品は多くあると思っている。
つまり、物質的なインフラは、整っているという認識である。
そのうえで、どうすればよいのか。
消費者の意識改革ですべてが丸く収まるにせよ、その実現は困難きわまる。このようにブログで声を上げることは意識改革につながるか。あんまり傲慢な書き方ではかえって悪影響を及ぼさないか。及ぼしたらすみません。
あと、ペットボトルをなくすには、蛇口からジュースが出てくるとよいと思った。