掃除機選び 2005 SUMMER

１年ほど前に無印良品にて購入した、スティック型コードレスサイクロン掃除機のバッテリーが切れてしまい、バッテリーの買い換えには本体を買う以上のお金がかかるという事で、掃除機を買い替える事にしました。
結果を先に申しますと、まだ何を買うか決まっていません。妥協点を確認しながら、より良い物との出会いを待っているという状況です。
久々の家電選びだったのですが、今回から10年付き合える家電を買おうというコンセプトを持ちました。そうすると必然的に、機能的にもデザインの面でも十分に希望を満たす物はないかと探す事になります。10年も使うのですから、毎日少しの時間だったとしても、それを使っている間は楽しく過ごしたいですから。こう考える事で、とりあえずで安い物を買ってしまう事に対する防御策になると思います。
まず、大前提としてデザインが良いもの。そしてスティック型、サイクロン式、コンセント式（充電式じゃないやつ）という条件まで決めました。それぞれ理由としては、使いたいときにさっと手に取れる事、ゴミパックがいらない事、前に使用していた充電式の掃除機のバッテリーが、１年ちょっとでヘタってしまった事があります。
ちなみに、ウチの環境は、1DKで、床はビニールに絨毯なし、使用者は腕立て伏せが一回もできない女性です。

それでは、今回の掃除機選びで購入候補となった品物を挙げます。注目した点は、吸込仕事率、重さ、すきまノズルの取付位置です。

まずは、スティック型掃除機を多数販売するツインバードさんのこちらの商品。

TWINBIRD スティック型クリーナー サットリーナ サイクロン TC-4227BL

吸込仕事率：12W
重さ：1.6kg
すきまノズル：下のブラシを外して接続

吸込仕事率が小さい分、重さも軽くなっています。この辺、掃除機ではトレードオフの関係です。問題はすきまノズル。いちいちかがんで付け替えなければならない上、本体全てを持ち上げて使用する事になります。

つづいて同じくツインバードさん、同じようなタイプです。

TWINBIRD スティック型クリーナー パワージェットサイクロン150 スケルトンブラック TC-D336SBK

吸込仕事率：150W
重さ：2.8kg
すきまノズル：下のブラシを外して接続

吸込仕事率が前の機種の15倍、スティックサイクロン式掃除機でも高い方に入ります。そのワリに重さが3kgを切っているのがすごいところ。しかしすきまノズルについては上の機種と同じ弱点を抱え、さらにamazonのカスタマーレビューでは、全員がうるさいと書いています。

さらにツインバードさん、今度は大型タイプ。

TWINBIRD スティック型クリーナー パワージェットサイクロン TC-D334MW

吸込仕事率：130W
重さ：4.1kg
すきまノズル：本体脇のホースに接続

大きいだけあってかなりの吸込仕事率ですが、その分重さもかなりあります。今回調べた中では最も重い物だと思います。すきまノズル使用時に本体を持ち上げる必要がないため、上の２機種よりも重さを直に感じる事は少ないでしょう。ただ、ここまで重いと通常の前後運動でも筋肉痛になってしまうのではないかと恐れています。

このあたりで、amazonのスティック型掃除機で良いデザインの物は見当たらなくなってしまいました。
困ったときの無印頼みです。

無印良品　サイクロン式掃除機・タテ型
吸込仕事率：25W
重さ：1.8kg
すきまノズル：下のブラシを外して接続

ツインバードさんの一番目の機種とほとんど同じです。すこし吸込仕事率が大きく、若干重いという程度です。デザインはこちらの方が優れていると思います。補足ですが、無印のサポートセンターによると、この機種はそろそろ消える予定で、来春に新型が出るかもしれない、正式な予定はまだ立っていないとの事でした。

無印では、もう一台、スティック型サイクロン式掃除機があります。

無印良品　サイクロン式掃除機・タテ型（ベッド下収納式）
吸込仕事率：100W程度(参考)
重さ：3kg
すきまノズル：なし

こちらの掃除機、重さも許容範囲だし、吸込仕事率も問題ありません。しかし、すきまノズルがないのです。着けづらいとかではなく。デザインもシンプルで好みなのに、残念です。
という事で、無印にも条件を満たす掃除機はありませんでした。

ここでもう一度、amazonを洗い直してみました。デザインが悪いからとあまり見なかった国内大手メーカーを中心に。それで見つかったのが、シャープのこちらの掃除機。

SHARP サイクロン掃除機 (タテ型タイプ) (ホワイトシルバー) EC-ST3-S

吸込仕事率：170W程度
重さ：3.6kg
すきまノズル：本体スティック部を抜くとすきまノズルとして機能

吸込仕事率は文句ありません。すきまノズルも使いやすそうです。実際持ってみた感じはかなり重く感じました。重すぎてダメというレベルではないですが、購入を躊躇させるくらいの重さです。さらにデザインも、全然良くありません。他の国内メーカーに比べて少しマシという程度。他のがダメすぎるのです。
しかし、これ以上の候補は見つからず、現在は全ての条件を満たす（重さ、デザインは最低ラインですが）この掃除機が第一候補となっています。

参考に、コードレスだったりサイクロンじゃなかったりスティック型じゃなかったりで候補から外れてしまった、良いデザインの掃除機をご紹介します。

Electrolux　エルゴラピード

franc-francでも売られております、スティック型コードレス掃除機です。

Dyson サイクロンクリーナー アレルギー DC-12

サイクロンクリーナーの元祖、ダイソンさんです。デザインもアメリカちっくで可愛らしいと思います。イギリスのメーカーなのですが。

METAPHYS　12010
※現在、受注・発注生産になっており価格、数量については、お問い合わせフォームよりメタフィス事務局にご連絡ください。

メタフィスは、異なる企業の協業体で作り上げるデザインブランドです。まだ立ち上がったばかりで、この掃除機も、流通、販売形態がまだ固まっていない模様です。値段は問い合わせなければわかりませんが、ダイソン以下、大手メーカー以上になりそうとのこと。コードレスじゃなければこれに決めていたと思います。

Numatic　Henry

ご存知ヘンリーくん。顔に似合わずF-1のピットや航空機などで、プロフェッショナルな仕事をしています。これらの場所で使われる理由は、内部構造が至ってシンプルなため、高い信頼性があるからです。いろいろな条件を無視して選んでしまいたい掃除機です。

さて、何を買いましょう。まだ決まっていません。困った。