買い物袋を買いました。

メタ買い物。

これが、こうなります。
マイバッグなんて呼ばれてますが、自分のバッグはどんなものでもマイバッグですよね。

そんな揚げ足取りはいいとして、今日はそれを通して思ったことをつらつら書いてみます。

僕がなんでこれを買ったときの気持ちなんですが、環境にいいことをしようじゃないかという積極的ものではなく、環境に悪いことをするのはやだなという、消極的なものでした。そんな気持ちで買うに至るということは、それまで何度も買い物袋をもらって、多少の罪悪感を感じている訳です。

要するに、加害者になりたくないための行動なんです。

実際、ビニール袋をもらわないということは、環境に何ら良い影響を与えません。たとえ全世界でビニール袋がもらわれなくなったとしても、その原料と、それを作るエネルギーが使われないだけで、決して原料もエネルギーも増えないのです。
割り箸で言えば単純でわかりやすいかもしれません。
割り箸を使うことは、その為に森林を伐採することを助長します。しかし、割り箸を使わなかったところで、木は増えません。木は植えなければ増えません。

思えば、今行われている環境への取り組みと言えば、ほとんどがこの、マイナス影響を減らす行動です。
リサイクルも、新たに資源に負荷をかけないためですし、ハイブリッドカーもできるだけ空気を汚染しないための取り組みで、空気をきれいにするわけではありません。クールビズで冷房を2度上げても、温暖化を進める力を少し弱めるだけにしかなりません。

この、木を植えはしないけど切らないよという考え方は、日本人に合っているのではないでしょうか。自分が加害者であることを自覚させることさえできれば、環境問題への取り組みというのも案外スムーズに進むんじゃないかと、そんなことをつらつら考えました。