トランス脂肪酸メモ

トランス脂肪酸は体に悪い。海外では規制されているらしい。
というようなことをよく恋人から聞いている。
そうなんだいつもそういう食品を避けてくれてどうもありがとうという話になるのだが、思えばトランス脂肪酸の脅威度というか、いったいどれだけ害があるのかというのは知らなかった。小さい頃から食べてるし今元気なんだから大丈夫なんじゃないか?と判断してた。


で、そんな状況で極東ブログの以下の記事をちらと見て、
2つのスキッピー、NO TRANS FAT: 極東ブログ
さらにそこからこの記事にあたり、
パニックを避けつつマーガリンとショートニングを日本社会から減らそう: 極東ブログ


finalventさんが触れるような話題なのかと興味を持った。以下、調べながらだらだらと書く。


トランス脂肪酸 - Wikipedia


wikipediaによると、トランス脂肪酸を多く含む食品の代表として、マーガリンやファットスプレッドショートニングが挙げられている。ファーストフード店の揚げ油にショートニングが使われていることもあるとのこと。ミスドなんかはそうだろう。
量は別として、小さいころからよく食べてるものに、しっかりと含まれているわけだ。


ではこれを食べると何が悪いのか?
wikipediaでは、コレステロールの増加の要因となり、動脈硬化、心臓疾患のリスクを高めるのだそうだ。
ちなみに動脈硬化は、脳梗塞心筋梗塞などの原因となる。
なんだか良く聞く病気の名前がならんだ。そしてどれも致命的な印象がある。
また、炎症を誘発する可能性も指摘されている、とのこと。それによってアトピーなどのアレルギー症への悪影響が懸念されるそうだ。


もしかしてトランス脂肪酸の悪影響で死亡率が変わったりしてるのか?アトピー性皮膚炎の患者が増えてたりする?そう思って死因の推移やアトピー患者数の推移を調べていた。
しらべていたのは、以下のページで死因の推移
厚生労働省:都道府県別にみた死亡の状況 −平成17年都道府県別年齢調整死亡率の概況−
以下のページでアトピー性皮膚炎有病率
http://www.kyudai-derm.org/atopy/body/02.html
以下のページでマーガリンの歴史
バター&マーガリンの歴史と作り方


そうやって調べていたが、結局相関関係も見いだせなかったし、見いだせたところで因果関係はわからんよなと落ち着いた。


ふたたびwikipediaに戻る。
トランス脂肪酸 - 各国の対応と規制 - Wikipedia
デンマークアメリカ、イギリス、カナダで、規制や表示義務などの対応が取られたということから見れば、悪影響自体は疑いようもないだろう。ただ、いっぺんに禁止にならないというところで、その影響度がすこし見える。が、さきの極東ブログに記事にあるように、食品業界への配慮という側面もあるようなので、少し緩い規制になっているのかもしれない。
日本はまるっきり対応していないが、たとえばデンマークの基準で見ると、それをオーバーしている食品がずいぶんあることがわかる。それも、よく見る食品が多い。
トランス脂肪酸|独自調査


と、ここでまとまった解説が見つかった。
トランス脂肪酸 市民のための環境学ガイド
が、長くて全文読む気力がない。トランス脂肪酸のリスクがそれほど大きくなさそうという記述が見られるが、その根拠は簡単には読めない。
追記部分は重要と思われるが、トランス脂肪酸の摂取量は天然物からの方が多く、それを考慮して日本人の摂取量を見ると、WHO基準を満たしているのだそうだ。


調査はこの辺にして、僕自身の生活に関して考えてみると、それほどこのリスクは影響なさそう。それほどトランス脂肪酸は摂取してないと思う。牛肉なんて滅多に食べないし。
でもリスクは減らす方がいいよねというのもあるし、偏った食事の人にとってはすでに影響大なんじゃないかというのもあるので、避けた方が無難だし、市場からのなくなった方がいいだろう。
もっとも大事な点は、極東ブログで指摘されている『次世代の子供たちに危険な可能性のある食品を作る社会の改善』だ。